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マーケットインとプロダクトアウトがあります。
どっちが正しいのか、どっちが間違っているのかというのではありません。

顧客の声と顧客の要求、メーカーの声とメーカーの要求。
両者の綱引きです。

その産業によって作られるもの、社会変化、突然の経済事情に左右されるからです。
お葬式みたいに臨機応変に対応できる場合はマーケットイン、すなわち市場が求めているサービスは提供しやすいです。
逆に長年ハードウェアを開発してきた会社が突然、需要が変わってしまったら大騒ぎです。ハードウェアは開発期間があるので、市場を見越して設計したり、今は存在しないが数年後には大きくなるだろうという判断でものづくりをしているところもあります。
いい例がソニーのウォークマンやiPhoneです。
実際、これも市場から求められていた顕在化していなかった要求です。

00:10 マーケットインとプロダクトアウトの違い (00:00:10)
マーケットインの特徴と利点 (00:00:18)
市場のニーズに基づいてサービスや製品を提供するアプローチ。
顧客の声や要求に柔軟に対応することが可能。
例として、葬儀業界では市場の変化に応じたサービス提供が求められる。

00:41 プロダクトアウトの特徴と利点 (00:00:41)
メーカー側の視点で、将来的な需要を見越して製品を開発するアプローチ。
長期的な視野で市場をリードする可能性がある。
ソニーのウォークマンやiPhoneのように、潜在的なニーズを掘り起こす例が挙げられる。

01:03 両者のバランスと重要性 (00:01:03)
マーケットインとプロダクトアウトは対立するものではなく、両者のバランスが重要。
産業や市場の状況に応じて適切なアプローチを選択する必要がある。
葬儀業界の現状と課題 (00:02:02)

02:20 葬儀市場の縮小とその背景 (00:02:20)
日本の死亡者数は増加しているが、葬儀業界の市場規模は縮小傾向にある。
1.6兆円弱の市場規模で、平均単価は約100万円。
仏教会と大和証券の調査によると、葬儀の簡素化や費用への不安が影響している。
葬儀形式の変化と顧客ニーズ (00:03:00)
2日間の伝統的な葬儀を希望する人が多いが、1日葬を希望する割合も増加。
年代が上がるほど1日葬を選ぶ傾向が強い。
葬儀後の法要に対する関心が低下している。
費用と相談先の不安 (00:03:47)
葬儀費用の不透明さが顧客の不安を増大させている。
特に50代以下の世代では、葬儀経験の少なさから不安が高い。
お布施の金額や相談先の不明確さが課題となっている。

04:47 お寺と葬儀業界の連携 (00:04:47)
お寺の役割と課題 (00:04:47)
お寺と葬儀業界の対話が重要であり、気軽に相談できる場が必要。
お寺の経営も厳しく、住職不在の寺院が増加している。
檀家離れやお墓不要論が広がり、お寺の価値が問われている。
デジタル墓地と新しいサービス (00:05:15)
デジタル墓地や管理が簡便な墓地サービスが登場。
お寺と葬儀業界が連携し、新しい価値を提供することが求められる。
お寺の価値を明確化し、顧客に訴求することが重要。
AIと効率化の可能性 (00:06:08)
AIを活用することで、葬儀業界の効率化が可能。
市場ニーズに迅速に対応し、顧客満足度を向上させる。
お寺や墓地管理業者との連携を強化することで、業界全体の価値を高める。

06:46 葬儀業界の未来と戦略 (00:06:46)
ネットブローカーと競争の課題 (00:06:46)
ネットブローカーや人材派遣会社が葬儀業界に参入する可能性がある。
手数料の透明性や業界全体の信頼性が課題となる。
葬儀業者が主体的に市場をリードする必要がある。

07:18 地域拠点の設立と展望 (00:07:18)
東京都品川区に新たな拠点を設立し、地域密着型のサービスを展開。
顧客との接点を増やし、信頼関係を構築することが重要。
地域ごとのニーズに応じた柔軟な対応が求められる。
今後の方向性とまとめ (00:07:34)
マーケットインとプロダクトアウトのバランスを保ちながら、顧客ニーズに応える。
お寺や関連業者との連携を強化し、業界全体の価値を向上させる。
AIやデジタル技術を活用し、効率化とサービス向上を目指す。