みなさん、こんにちは!フィリップです。よろしくお願いします。先週は楽しく過ごせましたか? 今回のテーマはね、「どうやって人間関係を良くするか」です。もし私みたいに「もっと友達や周りの人と仲良くしたいな」って思ってるなら、今日のエピソードで何かヒントが見つかるかもしれないですよ。それじゃ、さっそく始めましょう!
16. 人間関係を良くするには?
まずね、人間関係ってどれくらい大事か、考えてみたことありますか?友達って何人くらいいますか? イギリスの人類学者、ロビン・ダンバーさんによると、人間がちゃんと関係を保てる人数って約150人くらいなんだって。これを「ダンバー数」って言うんです。でもその中でも、ほんとに親しい友達、いわゆる「インナーサークル」は3~5人くらい。愚痴とか何でも話せる人ね。次に「クローズフレンド」は10~15人で、定期的に連絡取ったり、支え合える人。それから「カジュアルフレンド」は35~50人で、たまに会って一緒に遊べる感じ。最後に「知り合い」は100~150人で、顔見知りだけど深い関係じゃない人たち。 結局、ほんとに心から近い人って、ほんの少ししかいないんですよね。
で、アメリカのハーバード大学が85年以上やってる研究があるんです。「成人発達研究」っていうんですけど、1938年から始まって、724人の人生をずっと追跡してきました。ハーバードの学生とか、貧しい地域の少年とか、その子供たちまで、1300人以上が参加してるんです。この研究の目的は、「幸せで成功する人生って何で決まるの?」ってこと。 で、結論はね、こうです: 幸せと健康の鍵は、お金や名声じゃなくて、良い人間関係なんです。 具体的に4つのポイントがあって:
1.親しい関係があると、幸せで健康的で長生きできる。
2.友達の「数」じゃなくて、関係の「深さ」が大事。
3.お金や名声より人間関係が大事。
4.ケンカばっかりの関係は健康に悪い。
この研究の今の責任者、ロバート・ウォールディンガーさんはこう言ってます: 「良い人間関係が、人生で一番大事な幸せの指標なんですよ。」 仕事がうまくいくのも、生活が楽しくなるのも、心が満たされるのも、良い人間関係のおかげ。逆に人間関係が悪いと、困った時に助けがなくて、メンタルや仕事にも影響が出ちゃう。だから、コミュニケーションを良くしたり、相手の気持ちを考える「共感」を育てたりするのは、幸せと成功にめっちゃ大事なんです。
デール・カーネギーの教え
人間関係って言えば、デール・カーネギーの『人づきあいの技術人性』って本、知ってる人も多いよね。1936年に出てから、世界中で1億5000万冊売れてる超有名な本。聖書の次に売れてるってすごいよね。 この本で言う「弱点」って、悪い意味じゃなくて、人間みんなが持ってる心理的な傾向のこと。たとえば:
1.認められたい:褒められたり、大事にされたいって思う。
2.自分中心:自分の気持ちや利益を優先しちゃう。
3.ケンカ嫌い:批判されると防御したり逃げたりする。
4.安心したい:変化やミスを認めるのが怖い。
カーネギーは、これを「克服する」んじゃなくて、「理解して使おう」って言うんです。たとえば、相手を褒めたり、ケンカを避けたりすると、信頼関係ができて影響力も持てるよって。 で、この本から4つの原則をまとめてみました。簡単に覚えられるようにね: 「褒める、聞く、尊重する、励ます」
1.褒める、批判しない
2.関心を持って、ちゃんと聞く
3.尊重して、ケンカしない
4.励まして、命令しない これ、ちょっと詳しく話していくね。
1. 褒める、批判しない
人はね、認められたいし、ケンカしたくない。だから批判とか文句はやめたほうがいいよ。批判すると相手がガード固めて、話が進まなくなるから。たとえば、家族やチームがミスしても、「なんでこうなったの!」って責めるより、「どうしてそうなったか分かるよ、次はこうしてみたら?」って言ったほうがいいよね。 あと、ちゃんと褒めるのも大事。小さいことでも「ありがとう」とか「すごいね」って言うと、相手がやる気になってくれるんです。 日本の精神科医、樺沢紫苑さんの本『学びを結果に変えるアウトプット大全』でも、ポジティブな言葉が大事って書いてる。アメリカの研究でも、職場でポジティブな言葉がネガティブの3倍以上だと、チームの成績も団結力もアップするんだって。逆に3倍以下だと、辞める人が増えちゃう。夫婦だと5倍以下だと離婚率上がるらしいよ。すごいよね、言葉の力って。
たとえば、ある工場のボスが、生産ラインの効率が悪いって気づいた。でも怒鳴るんじゃなくて、その日の生産量「6」を床に書いて帰ったんです。夜勤の人が「挑戦だ!」って思って「10」にして、次の日勤が「12」にして…。数日で工場が一番効率よくなった。なんでか?人は批判より挑戦や認められるほうが動きやすいから。相手の力を信じてあげると、変わるんです。
2. 関心を持って、ちゃんと聞く
人は自分が大事だって思いたいから、相手に興味を持って聞くのが大事。自分の話ばっかりじゃなくて、「へえ、どうしてそうなったの?」って聞いてあげて。名前を覚えたり、笑顔で接するのもいいよね。 たとえば、営業マンが冷たいお客さんに会った時、「売り込み」じゃなくて、「素敵な庭ですね、どうやって作ったんですか?」って聞いたら、お客さんが30分話しちゃって、最後に「で、今日は何の話?」って自分から聞いてくれた。そしたら商談がすぐ決まったんです。人は自分の話を聞いてくれる人に心を開くんだよね。
3. 尊重して、ケンカしない
人は押し付けられるの嫌いだから、ケンカしても意見変わらないよ。相手の意見に「それも一理あるね」って言ってから、自分のアイデアを出すほうがいい。命令より、「自分で気づいてもらう」のが効果的。 たとえば、アメリカのリンカーン大統領。南北戦争で、ミード将軍が敵を追わなかった時、めっちゃ怒ってキツい手紙書いたけど、送らなかった。なぜか?将軍が勝ったばかりで、批判したら辞めちゃうかもって気づいたから。穏やかに話して関係を保ったんです。ケンカより共感のほうが強いよね。
4. 励まして、命令しない
人はミスを指摘されるの嫌いだから、「もっと頑張れ」より、「どうしたら良くなると思う?」って聞くほうがいい。相手が自分で考えると、変わりやすいよ。 たとえば、15歳の息子が勉強しなくて困ってたお母さん。怒るのやめて、「将来何したい?」って聞いたら、「車の修理屋」って。で、「それなら数学とか必要だね、どうする?」って聞いたら、息子が自分で勉強始めたんです。命令より自分で決めさせるのが大事。
まとめ
いやあ、長くなっちゃったけど、どうでしたか?人間関係がうまくいかない時って、人間の「認められたい」とか「押し付けられたくない」って気持ちを見逃してるのかもね。 今日の4つのポイント、「褒める、聞く、尊重する、励ます」をちょっと試してみてください。家族や友達、仕事仲間との関係がグッと良くなるかも。 気に入ってくれたら、チャンネル登録とシェア、よろしくお願いします! みなさんが良いコミュニケーションと共感を育てて、幸せな人生を送れるように願ってます。またね、じゃあね!