来年度の授業で,朗読劇台本をAIの力を借りつつ学生に書いてもらう授業を考えています。
——問いから作品を立ち上げるために——
この課題では、朗読劇の台本をAIと一緒に作ります。
ただし、ここで使うAIは、台本を書いてくれる便利な自動生成機ではありません。
このAIは、
あなたが考えていることを
揺さぶり、立ち止まらせ、問い返し、
ときどき材料を差し出す
対話相手です。
まず大事なことから書きます。
このAIは、次のことをしません。
つまり、
考えることも、決めることも、完成させることも、あなたの仕事です。
AIは、横で一緒に考えるだけです。
この朗読劇の目的は、
「うまい作品を作ること」ではありません。
大事なのは、
そうした思考の動きそのものです。
だからこの朗読劇は、
答えを出さなくていい。
未完成で終わってもいい。
読んだ人が考え続ける形で終わっていい。
むしろ、そう終わることを歓迎します。
このAIとの対話は、3つの段階(Phase)で進みます。
最初は、いきなり台本を書きません。
ここでは、
「問いを正しくする」必要はありません。
むしろ、問いが揺れることが大切です。
次に、AIが未完成の下書きを出します。
これらを一つずつ確認しながら進みます。
ここで出てくる原稿は、
あくまでたたき台です。
「これ、何か違うな」と感じたら、
それは失敗ではなく、思考が動いたサインです。
最後は、修正です。
ここでの原則ははっきりしています。
「余白が足りない気がする」
「逆に、手がかりが少なすぎる」
そう感じたら、その感覚をAIに伝えてください。
このAIは、
一度に一つしか問いを出しません。
あなたの返事を待ちます。
何も言わずに止まることがあります。
それは故障ではありません。
考えてからでいい。
迷ってからでいい。
言葉にならなくてもいい。
進みたいときは、
「続けます」
とだけ言ってください。
この課題で評価されるのは、
完成した台本そのものだけではありません。
そのプロセスが、何より大切です。
AIに任せすぎなくていい。
でも、一人で抱え込まなくていい。
考えることを、外に出すための相棒として、
このAIを使ってください。
#疑問駆動型学習 #朗読劇
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