会話の途中、ふとしたことで出る単語の読み方で年代がバレる。
子どもから高齢者まで、けっこういろんな年代の人と話す機会があるので、日本語なのに言葉が通じないこともあるわけで。
私はとっても好きな分野なので楽しみで仕方ないんですな。
昭和な私は歌謡曲を聞いて育ちました。
は?歌謡?火曜?カヨー?何スカそれと言われたときには愕然としましたが、J-POPって言えば良いんスかね?
どうも平成後期あたりからなーんにもわからなくなって聴かなくなってしまった感がありまして。
単純な印象なんですが、歌謡曲の時代って楽曲の作り方がゆったりメロディアスに作られてた気がするんです。
イントロ→Aメロ→A'→Bメロ→サビ→A''メロみたいな、構成の中に、やっぱりサビに期待してそれが好みとバチっと合った瞬間に脳裏に叩き込まれてファンになる、的な?
好んで聞くジャンルではなかったものの、CDもネットも無い時代には、ラジオ・テレビ・レコードで随分と馴染みの深いジャンルだったですね。
音楽以外にも無数に世の中には世代で読み方が違うなんてケースもあります。
たとえばこの前pHの話になったときに、ピーエイチが低すぎてダメだねみたいな言い方をしたら通じない人がいました。
そう、リトマス試験紙でテストする、数値が小さいと酸性大きいとアルカリ性のヤツです。
たまたま私はピーエイチと習ってたもんで。
あ、ペーハーのことね〜、と言えば、あーはいはいとわかってくれました。
pHのドイツ語読みがペーハー、英語読みがピーエイチなんですが、日本ではどこかの時点から学校でピーエイチと教えるように決められたそうです。
なので、最初から先生がピーエイチピーエイチ!って言ってたらそう覚えるわけでしょうが、家庭に帰るとペーハーペーハーと直されるみたいなシーンも目に浮かびます。
ただ、こういう外来単語だけじゃないですが、言葉ってのは生き物でありまして、みんながどう言うかの多数決みたいのが有って、会社では9割方ペーハーでした。
老人読みってことでなく、社内標準だったのですね。
でも学会とかではピーエイチなんだそうで。
昔はこれが正解だったのに、今はこっちの読み方が正解!って決める方法は、ホント難しいと思います。
まぁオリジナルが外国語の単語を、日本語読みしてしまうことですでに違うもんになってしまっていますがね。
Volkswagenなんて、
「Volk(国民・大衆)」+「Wagen(車)」、つまり「国民車」の意味なので
ドイツ語読みでは:「フォルクスヴァーゲン」
英語読みでは:「ヴォルクスワーゲン」
になろうかと。
ちなみにこの会社の日本法人がが認める正式な呼び方は「フォルクスワーゲン」だそうです。
どれも正しくなさそうで、当事者がこれが正しいと言えばそれが正しくなるのが言語、ってことですね。
なんでこんな細かいことがきになるんだろー😂?
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