最近日本各地を見て回ってとみに感じることは、お店の閉店や空き家に遭遇することが多くなったなということ。
データから見て少子高齢化は著しいとして、どうしてここのところ急に目につくようになったのかなと不思議に思います。
どうしてなんだろ?
地方と都市の人口流出、経済の動向、そして核家族化や独り住まいが進み、ネットで情報格差がなくなるにつれ、人口の大都市一極集中も進んでる。これじゃ坂道を転げ落ちるように地方の過疎が進んで、今までのように充実した生活インフラを維持できなくなってくるんでしょうね。
日本全体で見ても、基本東京(関東)一極集中が加速しているらしい。
それにより、いわゆる東京圏以外の「地方」の人口は、今後30年で半減するとの予想も出ているようで、地方の経済や社会が成り立たなくなってくるでしょう。
日本人の価値観としてよく言われる老舗文化。
代々続く屋号を守り続けて何十年みたいな文化であるものの、跡継ぎ不足で暖簾を降ろさざるを得ないケースに最近、私の周りだけでも10軒以上見られました。どうしてこんなに急なのかねぇ。
若干身近な感覚としては、団塊の世代の方々が全員75歳になる「2025年問題」として社会課題化してるようで、やっぱりウチらが贔屓にしていた飲食店を維持できる年齢とは言えなくなってきたのも大きな要因ですね。
趣味がら韓国によく行くんですが、日本と同じような見た目の人や風景ではあるものの、文化的にとても対照的だと感じます。
代々続く店なんか皆無とは言いませんが、非常に短期間で代替わりするイメージがあります。
昔行きつけだった店が、30年の間に同じ場所で5軒目になってたなんてケースもありました。
これは韓国の人のメンタリティや文化が強く影響しているんだと理解していますが、日本よりタイミングとしては遅かった経済成長期に作られた超新しもの志向や、同じく急激な核家族化やネット社会化が影響してると思います。
個人主義を貫き表現する人が多く、結果飲食店であっても次々にチャレンジして(は代替わりする)状態になったんでしょう。
どうやら他の国を見ても、なかなか日本のように暖簾や味を守るとか、村社会として一致団結するような文化というのは、むしろ日本側が世界でも珍しい部類に入ると思います。
一所懸命に頑張って店を続けるのが当たり前とされてひさしかったため、年齢と共に跡取り不在で自然終了とならざるを得ない状態となります。
出生率の世界平均は約2.2前後なのに対し、日本は現在1.4ほど。AIに偏差値きいたら、20~30だそうで。低っ!
高齢化率も訊いてみたら、日本は偏差値70以上のぶっちぎりだそうで。
やっぱり日本「が」特殊なんだということを、地方徘徊をきっかけにやっぱり再認識したほうが良いな、と思ったハナシでした。
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