えーと、納豆ファンであります。
関西出身の親は納豆を食べ慣れてなかったというか食べる習慣が無かったので、その味を知ることは無かったのですが、確か高校のときに友人宅で納豆を頂く機会が有って、その旨さに感動してしまったのがデビューでした。
通常食べたこと無いものを初めて食べるとき、恐る恐る匂いを嗅いだりしてやっぱやめるなんてことがあるとは思うんですが、なぜか腹減った欠食児童のように何も考えずに初めての味を口にしたわけでして、いい感じの入門になったと思います。
ただそれをきっかけに自宅で食べられるようになったかというとそんなわけもなく、たまに行く旅行の朝食とかで思い出すように食べるくらいだったのです。
そして納豆フリークになった出来事、学生時の一人暮らしというものが来ます。
金無し、腹減る、野菜高い、調理面倒、、、あたりの要因が重なりまくり、段々と体調も悪くなっちゃったわけです。
当時はチャーハン大盛り330円が贅沢の極みだったんですが、それより高い400円の納豆卵付き煮魚定食なんか食べた日には、超至福でした。
そして金が続かず、納豆卵ご飯の生活にシフト。
すると意外にも体調は改善。それ以来週に5回くらいは納豆を食べる生活が続いてるんですね。
ご飯の炭水化物、卵と納豆のタンパク質、納豆の腸活って感じでしょうか。野菜はキャベツを生で食べる感じが多かったですかね。大阪風にウスターソースでいただきます。
まぁそんな経緯で、納豆が食人生に占める割合が多くなった感じです。
考えてみれば日本人の食事に欠かせない、醤油と味噌、これは納豆と製法が違う大豆製品。まぁ正確には大豆小麦製品ですが、キーマテリアルはなんといっても菌です。
腸活は菌活。人間にとっての有用菌を摂取することは、そんじょそこらの人工物よりも旨くて健康にいいときたもんですね。
よく腸にまで届く食品・飲料とか言いますが、じつは腸に届いてほしいのは生きた菌=微生物ではなく、「微生物が餌を食った代謝物」でしょう。どうせ胃液でほとんど死んじゃいますんで。
乳酸菌飲料など、生きてるままの菌が冷蔵で売られているものもありますが、昔生きてたんだよね状態のもの(これ、死に菌とか勝手に呼んでますが)でもそれなりに腸活には貢献してるそうです。元々菌の一部だったものが死んでカスになったものは、腸に届いたら他の菌の餌に最適な場合が多いからです。
納豆菌は乳酸菌とは系統の違い、味も匂いも異なりますが、腸の中に居る有象無象の何らかの菌にいい影響をあたえ、ひいては人間の調子を良くする方向に導くという仕組みです。
時は流れ、大阪のスーパーでも、納豆とキムチのコーナーは売り場の大きい部分を占めるようになりましたね。
今も物価の優等生で、45g×3パックの標準的なもので10円くらいから始まり200円の間くらいでしょうか。
醤油ベースのだしタレとからしが同梱されているものが主流ですが、いつからこうなっちゃったんでしょうかね。
なかには梅じそ、青のりなどの変わり風味で付加価値つけてる系がありますが、本当にほしいのは昔ながらのわらに直に包まれた、かなり強力に発酵がすすんだクサめの納豆です。
たまにサービスエリアのおみやげコーナーとかで売ってますが、高い!
グラム単価で見ると3倍から5倍でしょうか。
でもお土産気分で、有れば買っちゃいます!
日が経つと味変わっちゃうので、買いだめできないのがちょっとナニですが。
納豆の好みの食べ方も、日本全国津々浦々、どうも無限に組み合わせがあるようですね。
私の食べ方はシンプルな方だと思いますが、再仕込み醤油だけか、カツオと青ネギをちょい乗せくらいですね。
からしは豆の味を変えちゃうし、塩入ってたりするので入れない系で。
これに合わせる主食は、8分づきの玄米。そして旨い海苔と合わせれば、日本食の至福です。
全くナニ語ってんだかって感じですが、納豆に巡り合ってよかったという話でした。
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