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炭酸、って言うとコカ・コーラみたいなソーダ的な飲料を想像することが多いと思いますが、今回は炭酸泉、つまり風呂のための炭酸水の話です。
スーパー銭湯とかに行くと、天然じゃないけど、炭酸泉をウリにしている店舗が多い印象を勝手に持っています。
ダラリとのんびりできる浴槽、ってイメージなんです。

どうして炭酸泉がまぁ人気なのか、いろいろ理由があると思いますが、ぬるくて長時間ゆっくり浸かってられることがひとつ。
炭酸が含まれてると、通常の浴槽の湯より低い温度、例えば38℃とかでもそれなりに温まってる感じがするんだそうです。
それに、じっとして湯につかっていると、明らかに体の表面が炭酸由来のものであろうと思われる細かい泡で覆い尽くされる絵が見れるというのも、わかりやすい効能なんだと思います。

名湯とよばれるような天然温泉の場合、多くはミネラル分、これはガスと言うより各種陽イオン・陰イオンの分析結果表から見る限り、イオン化して温泉水中に溶け込んでいる非ガスのものが多いですね。
言ってみればこういう普通の温泉成分は、温浴効果もあいまって当然皮膚からそれなりに体内に取り込まれたりしつつ、温泉の効能が発揮されるということなんでしょう。
でもまぁ目に見える効果ではなく、あとから体感的に感じられる効果がほとんどでしょうね。

炭酸泉も言ってみれば、「炭酸」が水に溶け込んでいる状態であって、浴槽などの常温よりも少し暖かくて常圧の場合ではだいたい1000ppmくらいしか溶解しないんだそうで。
つまり炭酸が飽和してそれ以上は「炭酸ガス」の気泡となって放出されてしまうというわけ。
じっと浴槽に入って体表面に触れた拍子に、気泡が生じて目に見える状態となってるわけです。通常イオンより目に見える効果がわかりやすい。
ただ、体内に取り込まれてる度合いや効能は、他のイオン同様すぐにはわからないですけどね。

さらにもう少し話を脱線させると、炭酸と炭酸ガスは違うものなんですよ。
炭酸の化学式はH2CO3、炭酸ガスは二酸化炭素ですからCO2です。
水に溶けてる炭酸、つまり炭酸の水溶液から炭酸ガスが気泡となって抜け出していく状態は、
H2CO3(炭酸)→H2O(水)+CO2(炭酸ガス)
ってことになってるのですな。

コーラみたいな炭酸飲料を飲むと、口の中でシュワ~と爽快感が出るというのも、この飽和炭酸水の効能でして、栓を開けてない高圧状態や、冷蔵庫の温度など低温であれば、飽和炭酸量が常温常圧より多くなるので、飲んだ瞬間常圧体温(高温)になった分だけ炭酸ガスが一気に気泡になるので、物理的爽快感につながる、って仕組みらしいっす。

以上書いた理屈が全く分からなくても、コーラも炭酸泉も気軽に楽しめまっせ、ということで皆さんもお試しを。あ、もうお試し済みですね。。。
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