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Description

ネットカフェ、ネカフェとかインターネットカフェ、漫画喫茶、マンキツなどなどと呼ばれるこの施設。
実は私は全国行脚の時など、気軽に便利に利用するヘビーユーザーだったりします。

往々にして友人達は宿泊目的での拒否反応を示しますが、われら旅人・バイカーにとっては、屋根と壁が有って、室内で立てて、水平になって寝れる施設って、相当にありがたい存在なのです。

いろんな特徴を併せ持つこのネカフェ、もとはインターネットの常時接続が開始となった頃に始まった業態です。
韓国に遅れること約3年、日本でもこのネカフェにADSLが導入され、家庭にはなかなか無かったゲームのプレイに耐える程度のパワフルなPCと組み合わせて「時間従量制」のビジネスが始まりました。

なんと当時は今で言うスマホが存在していませんでした。インターネットにも電話回線を経由してつなぐなど、まだまだ面倒くさかったのです。外出時にメールをチェックするニーズにも、パソコンとネットが使えるネカフェは便利でした。

また、漫画本を図書館並に並べ、館内で読めるようにした漫画喫茶、通称マンキツも、ビジネスモデル的には時間の従量制ということでネカフェに似ているので、ネカフェとマンキツは同意で使われることも多いし、ネカフェはマンキツの機能を備えている店が多いですね。
私個人的にはネカフェで漫画や雑誌をほぼ全く読まないんですけどね。

ネカフェは基本、PCを使ってゲームなどをするとか、漫画を読むとかをメインの目的とした「場所の時間貸し施設」なワケですが、長時間ここで過ごすニーズが出てくれば当然いろんな機能が付帯してきます。
カフェの名のごとく多種の飲み物、いろんな食事メニュー、トイレ・シャワー・ランドリー、ダーツ、ビリヤード、ジムなどなどの機能が詰め込まれ、つまり宿泊ができてしまうワケですね。これ旅館業ではないので、滞在であって宿泊ではない、んだろうと思うんですけど。

そして料金体系ですが、通常のホテル・旅館との比較では相当に安い価格で一晩寝られます。市場原理に従ってるわけで、寝具やアメニティなどのサービスは有りません。毛布と枕くらいは有るので、フラット席では私は熟睡できちゃいます。
これ以下のグレード無し的なパンが無料提供される時間帯も有ったりします。

まぁ、つまり安い宿泊料金で滞在できるということは、半分住めちゃうわけで。
社会の裏面のひとつを支えるインフラ・ワールドになっているのですね。

快活クラブの鍵付き個室などに至っては、防音性能高い壁で囲まれた部屋で、Zoom会議などに使うニーズも満たせます。
新業態が生まれると、既得権益者が反発するとか、少々歪んだセーフティーネットになっているとか、いろんな人間模様が存在しているところだなと思いながら、結構多用しています。

食わず嫌いの方も一度利用してみて、実態から肌感覚磨いてみてはいかがでしょう?

また、wikiの記事も秀逸だと思いますのでどうぞ。

インターネットカフェ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88%E3%82%AB%E3%83%95%E3%82%A7

漫画喫茶
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BC%AB%E7%94%BB%E5%96%AB%E8%8C%B6
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