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言語大好き人間として、いつもは音とか単語の意味とかの違いに興味が偏ってるんですが、今回はオーソドックスに英語のハナシ。
いやはや長いこと生きてますが、そういう文化は知らなかったなーとプチ感動がありましたんで、メモメモです。

アメリカに3年ほど住んで帰ってきた知人と昨日あってハナシてたんです。
昔から大の犬好き家族ということで、日本から苦労してアメリカまで愛犬のパグを連れて行ったわけです。
お犬様ですから毎日散歩に出かけるのですが、すれ違う時にほぼ必ず声をかけられたんだとか。

おそらくは「うーーわ!小さっ!」って思われてたんだそうですが、いきなり小さいね!とは言われずに、必ず最初に訊かれる文言があるんだそうです。
Is your dog a boy or a girl?

日本の犬文化はさっぱりわからんのですが、すれ違いざまの初対面の他人に「オス?メス??」って訊くのって、至極英語文化だなぁーと感じるんですよ。
でも素朴な疑問としては、どうして最初に、それも必ず訊かれるのか?ということでしたが、理由を聞いて納得しました。

あぁ~~、日本語的構文では、オスheだろうが、メスsheだろうが、主語を略して会話が成立しやすいので、そんなこと訊かずとも会話が成立するからですなぁ。

「おろ?かわいいっすねー」とか、「あんれま、何犬っすかぁ?」とか。

だけど英語だと、he か she かがわからないとit とかを使わないと文章が紡げないかと。
なので、具体的に「彼は何犬ですかぁ?」とか、「彼女の散歩には毎日出てるんスか?」とかの文を使う必要ありです。
逆に日本語にしたら非常に不自然ですね。

2匹以上いる場合は、わざわざ性別を訊かずしてtheyで良いと思いますが、その例は聞けなかったですねぇ。

主語や目的語まで平気で省略してしまう日本語構文、そっちのほうがより自然な日本語ってのもなんか不思議ですが、たしかにいろいろと相手のことを「想像」「創作」しながら会話が進むもんなんだなぁと、改めて思うところでありまっす。

で、そもそも日本でもオス?メス?って聞くもんなんすかねぇ?
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