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「月から」新美南吉

月からきたねこ、
屋根にゐる。
屋根からしつぽをおつたてる。

月からきたとり、
うろにゐる。
うろからそちこちどなつてる。

月から来た人、
柵にゐる。
柵からナイフをぬいてゐる。

この詩は新美南吉さんは月には色んなものがいるんじゃないかなって詩に綴ったんだと思います。

日本ではうさぎが月で餅をつくというお話がありますが、これは昔インドの神話から伝われて来たようです。

この神話というのは、猿、狐、兎の三匹が、山の中で倒れた老人に出会います。三匹は老人を助けようと、猿は木の実を集め、狐は川から魚をとって来ましたが、兎は何も用意するものがなかったのです。そこで猿と狐に火をおこしてもらい、「私を食べてください」と言って火の中に飛び込みました。その老人の正体は帝釈天であり、兎の捨て身の慈悲な行ないを後世まで伝えるため、兎を月へと昇らせたというお話です。

皆さんは月の模様を見て何に見えるでしょう。

そんな思いを感じながら月を眺めてみるのもいいですね。

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