今日は新美南吉さんの「明日」という短い詩を紹介します。
花園みたいにまっている
祭りみたいにまっている
明日がみんなをまっている
草の芽
あめ牛、てんと虫
明日はみんなをまっている
明日はさなぎが蝶になる
明日はつぼみが話すになる
明日は卵がひなになる
明日はみんなをまっている
泉のようにわいている
らんぷのように点ってる
子どものための詩ですけど、
大人が読んでもワクワクします。
「明日がみんなをまっている」ので、
明日という未来が子どもたちを待っているんだよというメッセージなんだろうと思いました。
外の草の芽やあめ牛やてんと虫だって、明日も遊ぼうと待って居るようです。
誰かに待たれている期待されていることは嬉しいことで、頑張ろうという気になります。
子どもはそれに気づかないかもしれませんが、見守られている愛情を注がれてれいるということは感じているはずです。
そしてみんな少しずつ成長して、明日にはさなぎが蝶になり、つぼみは花に卵はひなに、みんな成長していくのです。
子どもたちも楽しく過ごしているうち、いつの間にか大人になっていきます。
現在の大人は明日の子どもの姿でもあります。
明日はいつか大人になる子どもたちの成長を見守り期待をしているのでしょう。
今日は新美南吉さんの「明日」をお届けしました。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。
ではまた次回。
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